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これで安心!

GMの車載情報ネットワークシステム OnStar ですが2009モデル車よりさらにパワーアップされる様です。
1996年よりGM車に搭載され、2008年現在OnStar加入者は既に500万人以上。提供されるサービスも充実しており、契約者からの評判はかなり良いとの事。 エアバックが開けば自動でOnStarセンターへ通報してくれるほか、鍵をなくしてもセンターからの信号で自動で開錠してくれたり、ルート案内相談、エンジン故障診断などなど、結構しっかりフォローしてくれます

このOnStarシステムに2009モデルより「Stolen Vehicle Slowdown」システムが追加になります。元々OnStarシステム搭載車が盗難にあった場合、盗難車の位置情報を知らせてくれるサービスはあったのですが、今回はこの位置情報の提供+車自体の速度を強制的にスローダウンさせちゃおう!という実にアメリカらしいシステムです。

流れとしてはこうです・・・
ドライバーが盗難に気づく → 警察とOnStarセンターへ連絡 → OnStarが位置情報を警察へ連絡 → 警察が盗難車を捜索、発見 → 警察が盗難車両を発見した事をOnStarへ連絡 → OnStarセンターが盗難車を減速させる信号を送信 → 警察が犯人逮捕 めでたしめでたし

カーセキュリティ先進国のアメリカですが最先端のセキュリティ付き車であっても全ての盗難は防げないようで、盗まれるのが防げないのであれば、盗まれてから対処しよう!という感じですかね。 とにかく盗難車の安全な回収と激しいカーチェイスの末の死亡事故を防ぐのが目的との事です。
日本でも使えればいいのですが・・・
それにしてもアメリカはいろいろ考えますねぇ~ ほんと関心します。