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本当の自動車グリーン税制とは?

今年度末で期限が切れる「自動車グリーン税制」を2年延長する方針が決まった。と今週報じられていました。「自動車グリーン税制」とは、車両重量別に定められた燃費基準値から+10%または+20%向上している車種の自動車取得税や自動車税を優遇するものです。
燃費の良い自動車を普及させようということは、二酸化炭素の排出枠をハンガリーから購入しようとしている日本にとっては当然のことではないでしょうか。
早速、対象車種を調べてみたところ、プリウス等のハイブリッドカーはもちろん対象になっておりました。欧州、北米の自動車メーカーの中では、メルセデスベンツのCLK200(W209)とC180(W203)だけが対象となっておりました。クリーンディーゼルエンジンを搭載した、メルセデスベンツE320CDIは対象には入っていませんでした。
クリーンディーゼルエンジン乗用車の優遇税制も新設されるとのことで、メルセデスベンツE320CDIが対象車種に入れば良いですね。メルセデスベンツの故郷であるドイツでは、環境対策車といえばディーゼルエンジン車ですからね。
自動車グリーン税制対象車であっても、車の健康状態や運転の仕方によっては「グリーン」ではない場合があります。オーナーやドライバーも「グリーン税制対象者」になる必要があります。タイヤの空気圧の管理を怠ると、燃費に影響が出てきます。
また、使用するエンジンオイルによっても燃費を左右します。裏を返せば、エンジンオイルも燃費基準をクリアーする重要なパーツなのです。最先端の技術を駆使して、燃費効率の良いエンジンを開発しても、エンジンオイル次第ではその性能も大きく変わります。


クリーンディーゼルエンジンを搭載した、メルセデスベンツE320CDI