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バッテリーの健康状態を知る

皆さん今年の夏休みのプランはもうお決まりですか?
今年のお盆休暇期間中は13日~16日までの期間高速道路が1000円ということもあって、今年の渋滞は超ヘビーな予感ですが、猛暑の中、渋滞にハマルと心配なのがバッテリーです。 バッテリーの状態によってはエンジンがかかっていても ”バッテリーあがり” なんてことも・・・
バッテリートラブルを未然に防ぐ方法はないのか? もちろんあります
バッテリーの健康状態を正確に知ることです。 現在のバッテリーの状態がどの状態にあるのかを把握していれば、バッテリートラブルを未然に防ぐことも可能です!。
バッテリーの健康状態を知る上で重要な指標となるのがCCA(コールド・クランキング・アンプ)です。 欧州車用、北米車用のバッテリーには必ずバッテリーにCCA表記があります。 国産用のJISバッテリーには表記がないことが多いですが、ACDelcoの国産用バッテリーにはCCAの数値が記載されています

CCAとは簡単に言えばエンジンを始動させる力の強さを数値で表したもの。 数字が大きい方が始動性に優れていることになります。
この始動性を表すCCAを使って健康状態を判断すれば、バッテリーのトラブルに見舞われる確立もかなり減るということです。 既にカーメーカーやバッテリーメーカーではバッテリーの良否判定にはこのCCAを使用しています。
たとえば定格が500CCAのバッテリーがあったとします。数年使用した時点でCCAを計測してみると・・・必ず数値は減っています
そしてこのCCAの落ち具合が定格の70%程に達するとバッテリーは交換時期に来ているといえます。今回の例では500CCAのバッテリーですのでCCAが350辺りまで減っていたとすると、そろそろ交換を考えた方が良いかもしれません・・・ということになります。
ところでこのCCAどうやって計測するのか???
専用のテスターがあります
アメリカのミドトロニクス社が開発したテスターです。


上記画像はアメリカのディーラで使用されている専用モデルです。このテスターでしか正確なCCAを測ることはできません。
阿部商会でもACDelcoのバッテリーの良否判定にはミドトロニクスのテスターを使用してCCAを計測しています。 バッテリーを傷めることなく、CCAを正確に計測できる優れものです。 (阿部商会でテスターの販売も行っています。ご興味のある方はお問い合わせください!)
最近では日本国内の整備工場でもミドトロニクスのテスターを完備し、バッテリーの健康診断を行ってくれる整備工場が増えてきました。 使用期間や、誰かに勧められて交換するのではなく、バッテリーの余命を数値で把握して交換する時代が来ています。
夏休みのドライブ前にあなたのバッテリーもチェックしてみてはいかがでしょうか?