ビルシュタイン日記。足回りに興味がある人へのマニアックブログ

BILSTEIN 150th anniversary

 

 

BILSTEINは今年で150周年!
BILSTEINは1873年日本で言う明治6年にドイツ ヴェストファーレン州 アルテンフェルデ

(現エナペタル)でオーガスト・ビルシュタインにより窓用金具メーカーとして設立され、

1928年に創業者の息子であるハンス・ビルシュタインにより自動車の分野に参入しました。

 

 

 

ガス封入式モノチューブダンパー

1954年にはフランスの振動研究者ド・カルボン博士により、

あらゆるオイルに最大 10% の割合で含まれるガスが、持続的な圧力下で結合する原理を発見。

この科学的発見はショックアブソーバー技術に革命をもたらしました。

エナペタルのビルシュタインのエンジニアは、この発見を利用してガス封入式単筒ショックアブソーバーを開発、実用製品化に成功しました。

1957年には実用化されたガス封入式単筒ダンパーはメルセデス・ベンツに採用され、乗用車の安全性に大きく寄与すると共に、その高性能に対する評価を不動のものとしていったのです。

モノチューブ・単筒式ダンパーは現在でもBILSTEINを代表する製品になっています。

 

 

モータースポーツ

記念すべきビルシュタインの最初の成功、それは1967年、ニュルブルクリンクのADAC1.000Kmに、ビルシュタイン装着のポルシェ910及び、907(2リッター6気筒、または2.2リッター8気筒エンジン搭載)が排気量無制限のマシンを向こうにまわしレースを制覇したことに始まります。 しかしその出来事は、数え切れぬほどの勝利へのほんの序章にすぎませんでした。

ビルシュタインの性能の高さはF1でも発揮、ニキ・ラウダやアラン・プロストなどのレジェンドドライバーはビルシュタインダンパーを搭載した車両で優勝し、世界ラリー選手権でもワルター・ロールがタイトルを獲得、ポルシェ911がパリダカールラリーで優勝、ルマン、DTM、ニュルブルクリンク、デイトナ、ドバイなどの大きなレースでも勝利に貢献しました。

世界の自動車メーカーにもトップモデルのダンパーとしてビルシュタインが純正採用され、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッディ、アウディ、VW、ジャガー、ロータス、フォード、ランドローバーなど名前を上げればきりがなく、日本国内においてもその高性能を手にする(いや、脚にする)自動車メーカーは後を絶ちません。

 

1873年にファミリー企業としてスタートした同社は、1988年からは重工業コングロマリットとして組織され

それに応じたスケールメリットにより世界中でますます多くのドライバーがビルシュタインを手にすることができるようになりました。

BILSTEINのモットーはWAY AHEAD<ずっと先を行く>

車の快適性、安全、パフォーマンスのために、先端技術を提供し、パートナーと顧客との連携によって

今後も相互の成功の為に取り組みます。

 

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