2023-06-15 09:22:35
BILSTEIN 150th anniversary
BILSTEINは今年で150周年!
BILSTEINは1873年日本で言う明治6年にドイツ ヴェストファーレン州 アルテンフェルデ
(現エナペタル)でオーガスト・ビルシュタインにより窓用金具メーカーとして設立され、
1928年に創業者の息子であるハンス・ビルシュタインにより自動車の分野に参入しました。
ガス封入式モノチューブダンパー
1954年にはフランスの振動研究者ド・カルボン博士により、
あらゆるオイルに最大 10% の割合で含まれるガスが、持続的な圧力下で結合する原理を発見。
この科学的発見はショックアブソーバー技術に革命をもたらしました。
エナペタルのビルシュタインのエンジニアは、この発見を利用してガス封入式単筒ショックアブソーバーを開発、実用製品化に成功しました。
1957年には実用化されたガス封入式単筒ダンパーはメルセデス・ベンツに採用され、乗用車の安全性に大きく寄与すると共に、その高性能に対する評価を不動のものとしていったのです。
モノチューブ・単筒式ダンパーは現在でもBILSTEINを代表する製品になっています。
モータースポーツ
記念すべきビルシュタインの最初の成功、それは1967年、ニュルブルクリンクのADAC1.000Kmに、ビルシュタイン装着のポルシェ910及び、907(2リッター6気筒、または2.2リッター8気筒エンジン搭載)が排気量無制限のマシンを向こうにまわしレースを制覇したことに始まります。 しかしその出来事は、数え切れぬほどの勝利へのほんの序章にすぎませんでした。
ビルシュタインの性能の高さはF1でも発揮、ニキ・ラウダやアラン・プロストなどのレジェンドドライバーはビルシュタインダンパーを搭載した車両で優勝し、世界ラリー選手権でもワルター・ロールがタイトルを獲得、ポルシェ911がパリダカールラリーで優勝、ルマン、DTM、ニュルブルクリンク、デイトナ、ドバイなどの大きなレースでも勝利に貢献しました。
世界の自動車メーカーにもトップモデルのダンパーとしてビルシュタインが純正採用され、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッディ、アウディ、VW、ジャガー、ロータス、フォード、ランドローバーなど名前を上げればきりがなく、日本国内においてもその高性能を手にする(いや、脚にする)自動車メーカーは後を絶ちません。
1873年にファミリー企業としてスタートした同社は、1988年からは重工業コングロマリットとして組織され
それに応じたスケールメリットにより世界中でますます多くのドライバーがビルシュタインを手にすることができるようになりました。
BILSTEINのモットーはWAY AHEAD<ずっと先を行く>
車の快適性、安全、パフォーマンスのために、先端技術を提供し、パートナーと顧客との連携によって
今後も相互の成功の為に取り組みます。