ビルシュタイン日記。足回りに興味がある人へのマニアックブログ

世界ラリー選手権 ラリージャパン


先週末、観戦してきました。
5年目を迎えたラリージャパン、今年から場所を十勝から札幌に移して
アクセスや宿泊や食事などの面でよりラリージャパンを楽しめる環境に
なり、昨年をしのぐ約55万人の人たちが観戦に訪れたそうです。

今回は話題も豊富、まずはこの札幌ドーム使用による屋内全天候型
スーパースペシャルステージの開設。

プロ野球観戦するような気分で、全開のWRカーを見る。 
爆音のWRカーが2台同時にスタートして、狭くタイトでスリッピーな
コースをタイムアタックしていく様はラリーというより曲芸的なショーを
見ているようでした。 観客席はビルシュタインカラーと同じ、黄色と
青色の旗が振られてました、スズキを応援する黄色とスバルを応援する
ブルーの旗が。

WRドライバーの神業的マシンコントロールは必見です。

しなやかなサスペンションのシトロエンC4は面白いようにコーナーで
向きを変えて行きます。

スバルは新型の5ドアインプレッサ、トップとの差はハンドリング熟成の
差なのか。

スズキもSX4でWRC本格参戦、コンパクトなボディでタイトコースに
ポテンシャルの高さが見られ、トップ争いに食い込んできます。

日本車がこれだけ活躍するWRCは見ていてとてもエキサイティングです。

スズキのサービス、SX4の室内に張り巡らされたロールバーが印象的でした。
フロント・リヤとも倒立式のマクファーソンストラット形状で、市販車とは異なります。

スバルのサービス。
スズキ同様、フロント・リヤともマクファーソンストラット形状のサスペンションで、
倒立タイプです。

インプレッサのフロント。

インプレッサのリヤもストラット、市販車とは異なります。
前後とも横剛性に優れる倒立タイプ、チューブも相当太いし、
ストローク量もたっぷりです。
現状ビルシュタインはWRCにダンパー供給していませんが、
ビルシュタインがストリート用にストラット式サスペンションに
倒立式を採用している理由がお分かり頂けると思います。
きっと来年はもっと日本車のWRカーのポテンシャルが上がると
思いますので、来年のラリージャパン、必見だと思います。