ビルシュタイン日記。足回りに興味がある人へのマニアックブログ

しなやかになった新型インプレッサSTI


10月下旬に発売された新型インプレッサSTIに試乗してきました。
まず、走り出してすぐ感じたのは路面を掴むしっかりとした張り感、圧側の減衰力チューニングの
拘りを感じます。 次に、旧型インプレッサの引き締まった乗り心地を知る人にとっては、
新型インプレッサは「しなやかになったなぁ」と間違いなく感じるはずです。
フロントは低速走行ではソフトで当りのよさそうな乗り味、リヤにしっかり感をかなり持たせて
安定感も同時にだしています。 ただその気でコーナリングすればフロントはぐっとふんばり、リヤの
高いスタビリティとともに安定したコーナリングを実現しています。
気になるポイントは2つ、ひとつには乗り心地、しなやかになったとはいえ、連打させるような
路面ではリヤの硬さ感が気になる、ちょっとアンジュレーションのある高速道路などは
リヤに落ち着き感がもうすこしあっても・・・と思います。
もうひとつはハンドリング、ステアリングの切り始めあたりの手応えというか、応答性が少し
ルーズというか、わかりずらい感じ。 ダンパー動き出しの微低速領域のチューニングに
答えがありそう、そのあたりがすっきりするともっとわかり易く楽しいハンドリングになるのでは
ないかな。 
新型インプレッサSTI、いずれにしても、ビルシュタインとしては、ファンなハンドリングと
もう少ししなやかな乗り味のサスペンションキットに挑戦してみたいクルマでした。

試乗は都内~神奈川県の一般道、そして首都高湾岸線ルートで約2時間でした。