ビルシュタイン日記。足回りに興味がある人へのマニアックブログ

NEW TOYOTA PRIUS  新型トヨタ プリウス


2016年の新しいビルシュタインデモカーとして、新型トヨタ プリウスが納車されました。
グレードはSツーリングセレクション。
早速、ノーマルを試乗しましたので、インプレッションをお伝えします。
先代の30と比較するとまず街中の乗り心地において縦方向のピッチング、細かな
ハーシュネス、荒れた路面における1輪づつのいなしがとても良くなっていて、
マイルドにいなして、いなした後の収まりも何事もなかったかのようにフラットで
快適な乗り心地です。 
ハンドリングも、ロール感が小さくなり、以前の20、30ではワインディングでは
ロールが大きくスピードを落とさないと不安で曲がれないといったコーナーでは
後続車のシケインになってしまうような感じでしたが、この新型ではそれほど
ストレスを感じることなく曲がっていける、そんなインフォメーションをドライバーに
ちゃんと伝える足になっています。

では、走って楽しいのか?というと、そういう感じではありません。
BMWやMINIなどのヨーロッパ車が持っている走る喜びは
残念ながら新型プリウスもそのレベルではありません。 
しかしながら、走りの性能においては先代より確実にレベル
アップされていますし、上質感も先代よりアップしています。

リヤサスペンションがトーションビームからダブルウイッシュボンに
新設計されたことで走りのレベルアップと乗り心地の質感が
とても良くなったのだなぁと実感しました。

さて、ビルシュタインでは、B14のネジ式車高調サスキットとB12の
ノーマル形状サスペンションキットを開発していきます。
目指すセッティングは、20~30mm程度のローダウンで
ノーマルの乗り心地の良さを出来るだけキープした上で
操る喜び、ハンドルを握るたびに運転する楽しさを最大限に
引き出してみたいと思います。
開発の状況はまた追ってお伝えしていきます。
ビルシュタインにご期待下さい!