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大変な時代になってきました

阿部商会では様々な北米車用の補修パーツを在庫、販売していますが、最近は車両の進歩と共に部品も手放しでは提供できなくなってきました。 取り付ける側も取り付けた部品に命を吹き込まないと動き出さないなど、パーツを売る側、取り付ける側が正しい知識を共有することが必須となってきました。
GMがプログラム可能なECMを車両に搭載し始めたのが、1993モデルからなのですが、その後ボディコントロールモジュール(BCM)、ABSモジュールやその他までもがリプログラム可能となりました。 2010年モデルのカマロにはなんと38個ものモジュールがリプログラム可能となっており、整備する側としては正確な情報や設備がないと全く対応出来なくなっています

いくら長年の経験があるメカニックでも、部品に命を吹き込む環境が無いと、新品の部品は動き出さず、修理が完了しないわけです・・・
たとえば、単純にパワーウィンドウのレギュレータを交換するだけでも、パワーウィンドウモーターの学習作業を行わないと正しく動かない等、チョット前までは考えられないぐらい作業工程が複雑なっています。
アメリカでもディーラー以外の修理工場は必死で情報、工具を揃えて対応をし、ディーラーと変わらぬサービスを提供しています。 日本でももちろん、各種テスターや情報に多額の資金を投じ、迅速に正確な整備を行う整備工場も増えてきています
ドライバーにとっては便利機能満載のアメ車も、
修理する側にとっては頭が痛い問題なんです。
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