ビルシュタイン日記。足回りに興味がある人へのマニアックブログ

三菱デリカＤ：５　４ＷＤ用ビルシュタインダンパーはすでに好評発売中ですが、
いよいよ２ＷＤ用ビルシュタインダンパーの開発をスタートさせるべく、まずは
純正状態の試乗と車両サスペンションデータを測定しました。

純正の乗り心地は、やはり４ＷＤ同様、最近のミニバンの中ではよく出来た硬さを感じさせず
しなやかな出来栄えでいいですね。　ハンドリングについては、フロントのゆるさに少し不安を感じ、
転舵とロールのタイミングがちょっとずれているのでライントレース性がいまいちに思います。
また、上下左右へ揺すられる度合いも少し大きいので、しっかりしたフラットな走行感がほしい
ところです。　もちろん、４ＷＤ用ビルシュタインダンパーではこれらを解決、しっかり感と
しなやかな乗り心地にリニアなハンドリングでフラットライドな乗り味を実現しています。
４ＷＤ用ビルシュタインでは設定しなかったんですが、今回の２ＷＤではローダウンサスペンション
キットも開発する予定です。　車両サスペンション調査から、我々がはじき出したローダウン
量は約３０mm、これが今後の開発の目標数値です。　
これ以上のローダウンは操縦性と乗り心地性能の悪化につながるからです。

　　　　フロント　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リヤ
大振りなローデストのエアロに対して、フェンダーとタイヤのクリアランスがちょっと大きいから
車高をもう少し下げたくなりますね。
開発テストは３月頃になるので、商品化は早くて５月頃となりそう。
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ですよ～。