ビルシュタイン日記。足回りに興味がある人へのマニアックブログ

BMW 新型3シリーズ試乗!

いつもの如く、AbeBMWさんで新型車の試乗をたっぷりとさせて頂きました。
今回は、先日マイナーチェンジしたニュー3シリーズの325i Mスポーツセダン。

17インチランフラットタイヤを装着しローダウンフォルムのMスポーツモデルが、
今回のマイナーチェンジでどれだけ進化したのか、とても興味あり、でした。

サスペンションの話より、まず車を見て感心してしまったのがボディデザイン。
ボンネット中央にプレスラインが新たに入れられて、斬新なデザインだなぁと
私はかなり気に入ってしまいました。 マイナー前も斬新でよかったけど、
マイナー後をまじまじと見てしまうとマイナー前がプレーンな印象になりました。

車高はどうでしょう? これでも十分スタイリッシュですが、もう少し低いと
さらにこの斬新なデザインが強調されますよね。 はい、ビルシュタイン
サスペンションキットならばっちりです。

さて、肝心の乗り味の話ですが、まずフロントはマイナー前モデルより
少し当たり感をソフトにしてラグジュアリー性の向上に成功したと思います。
マイナー前モデルが伸び側の高い減衰力でスポーツ性を強調していたのに
対して、マイナー後のモデルではダンパーに初期ストローク感を少しだして、
ランフラットタイヤのゴツゴツ感を緩和させ、しなやかで上質な乗り心地を
演出していますが、それでいて飛ばしてもバンプラバーがぴたりとロールを
抑えてドライバーに不安を与えないスポーティなハンドリングとしている
あたりは乗り心地の改善を図りながらMスポーツらしさをうまく演出して
いるなぁと感心しました。
リヤはトレッドが15mm広くなり、リヤのスタビリティが増した味付けになってます。
また、アンジュレーションのある高速道路の走行では、やはりちょっと硬さを
ともなったリヤの上下動が忙しく、このあたりはマイナー前モデルと似た雰囲気が
残っているのも感じられます。 そしてエグゼクティブチューニングのニーズも
あるように感じます。
いずれにしても、スポーティさと締まった乗り心地のバランスが新しいMスポーツでも
しっかり表現されているあたりは、さすがBMWといったところでしょうか。