2011-01-28 23:14:42
進化するオートマチック・トランスミッション
現在米国のデトロイトで行なわれている「デトロイト・モーターショー」でＺＦ社が横置きエンジン用９速オートマチックを発表したそうです。
横置きエンジンといえばＦＦ車ですね。日本車ではＦＦといえば「CVT」を採用しているケースが多く見られます。
CVTはトルクコンバーターがないのでコンパクトでありFF車には向いていると思うのですが、個人的にはどうもあのアクセルを踏んだ時のベルトが空転するフィーリングが好きになれません。
無段階でショックがないのがＣＶＴの良さでもあるのですが、じわじわじわっと速度が上がっていく感じがね、どうも好きになれないんですね。
ＺＦ社の発表によると、この９速オートマチックは、ロックアップする領域を広げて燃費を良くしているそうです。ロックアップする領域が広いということは空転時間が少ないということですね。
その反面、変速ショックが大きくなるのですが衝撃を吸収する装置を内臓したり、電子制御による変速マネージメントで変速ショックを気付かれない工夫をしているそうです。
このニュースを見た時に思ったのが、さぞかし「ＡＴＦ」の役割が大きいだろうと思いました。ＡＴＦの役割は、潤滑・動力伝達・ショックの吸収・油圧作動油等様々です。
オートマチックが進化すればＡＴＦも進化しなければなりませんね。９速オートマチックは２０１２年生産開始とのことです。どんなモデルに搭載されるのでしょう。