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２００８モデルのハマーＨ３にはある特殊なパーツが使われています。
その名も「ストレッチベルト」

このストレッチベルト、エアコンのコンプレッサーとクランクプーリー間に装着されているのですが、Ｈ３にはベルトを張るためのテンショナーや、他の調節機構がついていません。
一体どうやって取付、調整を行うのか？
簡単です　名前の通りストレッチ（のばして）させてベルトを装着するだけ。簡単に言えば輪ゴムを２個のプーリー間にかけるようなものです。
いたって簡単！まぁ装着の際にはベルトに付属の専用工具を使用して装着するのですが・・・
とにかく発想が奇抜で素敵です。
しかしこのベルトには欠点が
このストレッチベルト再利用が出来ません　修理などで取り外す際にはニッパーなどで切断して取り外さねばならないのです。

部品屋の我々にとっては大変ありがたいシステムなのですが、修理に出すドライバーからしてみると少なからず負担になるわけで・・・
また環境面から考えても毎回ベルトを新品にするというのはエコではないですね。
で、このベルト２００８年モデルのＨ３のみ採用していたのですが、２００９年モデルよりほとんどのＳＵＶが装着し始めました。
当面はエアコンベルトだけの様ですが、近い将来メインののドライブベルトもこの「ストレッチベルト」になるかも知れないそうです。
このベルトを採用したメーカー側の言い分としては、テンショナーを装着しない分軽量化が出来るから・・・だそうです。
果たしてストレッチベルトは今後もシェアを拡大していくのでしょうか？