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TPMS(Tire Pressure Monitoring System) を皆さんご存知でしょうか?
2008年モデルよりアメリカで販売する車には装着が義務付けられているシステムで、簡単に言えばタイヤの空気圧をモニターして適正な空気圧が検知されない場合ドライバーに注意を喚起してくれるシステムです。
このシステムが全車装着に至った経緯には2000年に起こった大事件があります。もう8年も前のことですが皆さん覚えているでしょうか? FORD車に純正装着されていたファイヤーストーン社製のタイヤがバーストして多数の大事故を引き起こした・・・というやつです

その後様々な議論を経て、タイヤの構造にも問題があったが、タイヤの空気圧を管理できないユーザーにも問題がある!という流れでTPMSが全車に義務付けられる事になりました。 そのシステムが2008年から全メーカーの全てのモデルに装着されるようになってアメリカではちょっとしたTPM特需になっているようです。
新たなシステムには新しい技術、部品、診断機器など新しい需要が発生するわけで、アメリカには今これらの情報が溢れています。

日本でもTPMSが装着されているSUV等が多数輸入されていますが、残念なことにTPMSの正確な仕組みと診断方法などがまだ販売店、整備工場に知られていない場合も多く、ドレスアップでタイヤホイールを交換してしまう際にシステムを殺されてしまう事も多いようです モチロン大口径ホイールを装着してもこのシステムは生かせますョ
こんな素晴らしいシステムをこのシステムをもっとも必要とする高価なホイールを履いた車から外してしまうなんて・・・・あぁ もったいない とは思いませんか?
このシステムは安全面からの期待も大きいですがタイヤの適正空気圧の維持=タイヤ寿命や燃費の向上にも一役買いそうなので今後日本でも注目のシステムです
TPMSシステムを使う側も修理する側もシステムを正しく理解して有効にシステムを使って欲しいものです。