ノキアンタイヤのウィンター向けフラッグシップ商品である「ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5 ファミリー」。
乗用車用、SUV用、EV/HV用と揃えていますがこちらの記事では乗用車用の「ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5」について詳しくご紹介したいと思います。
・主な特徴
「ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5」はノキアンタイヤが誇る、乗用車用スタッドレスタイヤのフラッグシップ商品。氷・雪・シャーベットはもちろん、ドライ路面での走行や突然の豪雨等、冬のあらゆる路面でより安全・安心なドライビングを実現するスタッドレスタイヤです。
・サイズ展開
14インチから20インチまで取り揃えており、国産コンパクトカーから輸入ブランドのスポーツカーまで幅広くカバーするサイズ展開です。(サイズリストはこちらから)
・カーメーカーからの採用
BMWやJAGUAR, VOLVO, TESLA等が、カーメーカー認定スタッドレスタイヤとして採用しています。
(メーカー名をクリックで、各メーカーのノキアン取扱いについて確認できます)
・90年の歴史に裏付けられた確かな技術力
ノキアンタイヤは1934年に世界で初めての冬用タイヤを世に生み出したタイヤメーカー。雪国である北欧フィンランドに本拠地を置くメリットを生かし、その後も数多くの優れた冬用タイヤを開発し続け、世界的にウィンタータイヤのリーディングカンパニーと認められているタイヤメーカーです。
・日本のユーザー様からも高い評価
2022年の発表のタイミングで日本にも導入し、日本のユーザー様からもたくさんの高評価を頂いていますので、ぜひご覧下さい。
【採用されている技術】
ここからは、ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5に採用されている技術についてご紹介していきます。
・アークティックグリップクリスタル (氷上性能)
タイヤのゴム(コンパウンド)の中に「アークティックグリップクリスタル」と呼ぶ結晶を配合。ミクロの結晶がスパイクの様に氷を引っ掻き、氷上でのグリップ性能を発揮します。タイヤが摩耗しても新しい結晶が表面に出現し必要なグリップ力を持続します。
・旧製品と比べて設置面積を向上 (氷上性能)
先代の製品「ハッカペリッタR3」と比較し、40%もトレッドブロックの接地面積を広げ氷上性能を向上させていています。
・ダブルブロックグリップ (氷上・雪上・ドライ性能)
トレッドと呼ばれるタイヤの接地面の内側と外側で、異なる形状のブロックを採用。外側のブロックは大きめにしコーナリング時の横方向のグリップを強化し、中央のブロックは直進安定性やハンドリングし性能の向上に寄与。氷上・雪上でもハンドル操作に素早く反応し、車を意のままにコントロールできます。
・デンス・サイピング & 3D ロック サイピング(氷上・雪上性能)
内部を3D化した「3Dロックサイピング」を採用した「デンス・サイピング」。先代の「ノキアンタイヤ ハッカペリッタR3」から10%程度サイピングを増やし、雪をつかむ量を増やすことで雪上性能を上げ、エッジ効果やワイピング効果等を増やすことで氷上性能を向上。3Dロックサイピングは、ブロックの不要な動きも抑えてドライ路面走行時の安定性を向上する他、タイヤが均一摩耗にも寄与します。
・ディレクショナルパターン (雪上・シャーベット性能)
回転する方向を指定した「ディレクショナルパターン」を採用するメリットの一つが排雪性や排シャーベット性能。豪雪エリアでも溝が目詰まりすることなく、走行中のグリップ性能が安定させるのに大いに貢献します。
・サイレントタッチトレッドデザイン・バランスド・トレッドブロック(静粛性)
接地面のブロック配置を最適化することで、車内の気になるノイズを大幅に排除。また、注意深く見ると左右で少しずつずれているブロック配置によりノイズを軽減。先代のハッカペリッタR3と比較し、ブロック数は多くなっているもののそれぞれのブロックは小さくなっており溝も狭くなっているため、ノイズは軽減されより快適なドライビングがお楽しみ頂けます。
・グリーントレースコンパウンド (低燃費性能)
環境に配慮し、天然ゴムやカノーラオイルなどを配合したグリーントレースコンパウンドを採用。素材全体の25%以上、リニューアブル・リサイクル素材を使用。生産時の二酸化炭素排出量を抑えると同時に、製品の燃費性能も向上。ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5の大部分のサイズは、EUのタイヤラベルの転がり抵抗性能(低燃費性能)で上から2番目のランクとなる「B」を獲得。
これは、日本の低燃費タイヤと呼ばれる夏用タイヤと同等の低燃費性能で、冬用タイヤでありながら燃費の向上も期待できる商品となっています。
・ユニークな特徴① 残溝インジケーター
ノキアンタイヤの商品には、夏用・冬用問わず全てのものに残りの溝の深さが一目でわかるインジケーターが採用されています。
スタッドレスタイヤには、タイヤ表面に「8 6 4 ❆」のマークがあります。(4カ所に設置)タイヤの溝が8mm以下になると、数字の「8」が消えていき6mm以下になると「6」が消えていき、残っている数字を見ることで、残りの溝の深さを直観的にチェックすることが出来、大変便利です。
4mm以下になると、数字の「4」と「❆」が一緒に消えていきます。「❆」が消えましたらスタッドレスタイヤとしての寿命が終了したことを意味しますので新しい冬タイヤへの交換のタイミングとなります。
安全にスタッドレスタイヤを使用するために、適正な溝の深さを保つことは非常に重要です。こちらの機能を使用していただくことで、より安全に使用し続けて頂くことが可能になります。
・ユニークな特徴② インフォフィールド
タイヤ側面部「サイドウォール」に、空気圧やタイヤ装着位置をメモできるエリアを用意。あらかじめご自身の車両の適正空気圧を調べておき、白いマーカーなどでチェックしておくと、空気圧チェックの際にとても便利です。また、タイヤを外した後、再度装着する際に前回装着した位置を(フロント右、リア左など)メモしておくことで、次回装着時に役立ちます。
今回のブログを執筆している2024年は、ノキアンタイヤが世界で初めての冬用タイヤを作ってから90周年になる記念の年です。
ぜひ今年は、プレミアムスタッドレスタイヤ「ノキアンタイヤ ハッカペリッタR5」で、快適な冬をお過ごしください。