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前回のブログで盗難車を遠隔操作して犯罪の抑止を行うシステムをご紹介しましたが、今回は子供の運転する車を親がコントロールするシステムのお話です。
アメリカではほとんどの州で１６歳から自動車免許が取得できる関係で高校生が通学に車を使用したり、週末には家族の車も乗り回しちゃうなんて当たり前ですので、若さゆえの過ちをついつい犯しがちです。　ティーンエイジャーの重大な事故や死亡事故も多数発生し、免許取得年齢を引き上げる・・・なんて議論も出てきている様です。

そこでフォードが２０１０年モデルから導入予定なのが　ＭｙＫｅｙ　というシステムで、イグニッションに差し込む鍵を認識して車を制御するそうです。
子供には子供専用の鍵を渡しておき、その鍵で運転する場合は最高時速が８０マイルまでしか出せなくなったり、シートベルトの警告音がシートベルト装着まで延々鳴り続けたり、極めつけはカーオーディオの音量が規定音量までしか上げられなくなっちゃいます　走行中に大音量で音楽を楽しんじゃ危ないよ・・・という配慮なのでしょうか？

このシステムについて大多数の親は賛成してますが、６７％の高校生が反対しています。当たり前です・・・高校生の週末といえば大音量で音楽をかけドンチャン騒ぎな訳ですから、このシステムは彼らにとっては大問題。
果たしてこのシステム導入で親子仲は維持できるのでしょうか？
ところで免許取りたてのティーンエイジャーが運転するのに８０マイル（１２８ｋｍ）リミットって速すぎるような気がするのは、私に日本の血が流れているからでしょうか？